近代スポーツマンシップの誕生と成長

阿部生雄 著

スポーツマンシップはイギリススポーツの形成と共に成長を遂げた精神であった。本書は体育・スポーツ史研究の第一人者がスポーツマンシップの用語の変遷を追い、近代スポーツとその揺籃となったパブリックスクール教育とアスレティズム、筋肉的キリスト教の役割を明らかにする。さらに、その精神が近代のオリンピックの創設者クーベルタン、競技道の唱道者武田千代三郎に継承されていく経緯に言及する。スポーツが人間修養の優れた手段であり、スポーツマンが常に善を追求する存在であるとする、近代スポーツマンシップの誕生と成長を解明した画期的労作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1編 スポーツマンシップの概念史(スポーツの概念史
  • 英米系辞書にみる「スポーツ」と「スポーツマンシップ」 ほか)
  • 第2編 イギリス近代スポーツとその精神の形成(イギリス近代スポーツの形成
  • イギリス・スポーツ教育の精神-課外教育と自治の発見 ほか)
  • 第3編 「筋肉的キリスト教」とスポーツマンシップの言説(チャールズ・キングズリと「筋肉的キリスト教」
  • トマス・ヒューズと「筋肉的キリスト教」)
  • 第4編 スポーツマンシップの伝播と受容(オリンピズムへの接続
  • 武田千代三郎と「競技道」-スポーツマンシップの日本的受容)
  • 第5編 付録(イギリスにおける各種スポーツ統括団体の結成年譜
  • スポーツマンシップの言説年譜 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 近代スポーツマンシップの誕生と成長
著作者等 阿部 生雄
書名ヨミ キンダイ スポーツマンシップ ノ タンジョウ ト セイチョウ
出版元 筑波大学出版会 : 丸善出版事業部
刊行年月 2009.1
ページ数 336p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-904074-09-1
NCID BA88805235
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全国書誌番号
21548046
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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