なぜ無実の人が自白するのか

スティーヴン・A.ドリズィン, リチャード・A.レオ 著 ; 伊藤和子 訳

ミランダ原則は死んだのか?DNAの光に映し出された125の誤判例、そして電気椅子から生還した9人の男たち。プレ・ミランダ、プレ・DNAのわが国の刑事司法に今必要なものはなにか。取調官の心理的誘導の中で人は簡単に虚偽の自白をする。そして自白は今日でも「証拠の王」である。代用監獄での23日間の拘置・取調べを基礎に有罪率99.9%を誇る日本。ミランダ原則下のアメリカでこれほど誤判があるとすれば、日本での誤判率はいかほどか。正しい裁判のためには取り調べ過程の完全な録画化しかないという本書の到達点は、アメリカの趨勢でもある。裁判員制度への賛否をこえて、わが国刑事司法の目標が見えてくる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 DNA時代の虚偽自白の問題(誤判研究における虚偽自白の役割
  • 警察による取調べと虚偽自白の社会心理学
  • 方法論とデータの情報源
  • 虚偽自白と事例の検討結果:量的傾向 ほか)
  • 第2部 ドリズィンらによる名張事件法廷意見書(趣意書
  • 事件に関する記述
  • 序論
  • 本論 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 なぜ無実の人が自白するのか
著作者等 Drizin, Steven A
Leo, Richard A
伊藤 和子
レオ リチャード・A.
ドリズィン スティーヴン・A.
書名ヨミ ナゼ ムジツ ノ ヒト ガ ジハクスルノカ : DNA カンテイ ワ コクハツスル
書名別名 The problem of false confessions in the post-DNA world

DNA鑑定は告発する
出版元 日本評論社
刊行年月 2008.12
ページ数 204p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-535-51664-9
NCID BA88305753
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21528662
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想