民族とネイション : ナショナリズムという難問

塩川伸明 著

地域紛争の頻発や排外主義の高まりの中で、「民族」「エスニシティ」「ネイション」「ナショナリズム」などの言葉が飛び交っている。だが、これらの意味や相互の関係は必ずしかも明確ではなく、しばしば混乱を招いている。国民国家の登場から冷戦後までの歴史をたどりながら、複雑な問題群を整理し、ナショナリズムにどう向き合うかを考える。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 概念と用語法-一つの整理の試み(エスニシティ・民族・国民
  • さまざまな「ネイション」観-「民族」と「国民」
  • ナショナリズム
  • 「民族問題」の捉え方)
  • 第2章 「国民国家」の登場(ヨーロッパ-原型の誕生
  • 帝国の再編と諸民族
  • 新大陸-新しいネイションの形
  • 東アジア-西洋の衝撃の中で)
  • 第3章 民族自決論とその帰結-世界戦争の衝撃の中で(ナショナリズムの世界的広がり
  • 戦間期の中東欧
  • 実験国家ソ連
  • 植民地の独立-第二次世界大戦後(1)
  • 「自立型」社会主義の模索-第二次世界大戦後(2))
  • 第4章 冷戦後の世界(新たな問題状況-グローバル化・ボーダレス化の中で
  • 再度の民族自決
  • 歴史問題の再燃)
  • 第5章 難問としてのナショナリズム(評価の微妙さ
  • シヴィック・ナショナリズム?
  • ナショナリズムを飼いならせるか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 民族とネイション : ナショナリズムという難問
著作者等 塩川 伸明
書名ヨミ ミンゾク ト ネイション : ナショナリズム ト イウ ナンモン
シリーズ名 岩波新書
出版元 岩波書店
刊行年月 2008.11
ページ数 214, 9p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-00-431156-0
NCID BA87903487
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21540764
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想