死をめぐる自己決定について : 比較法的視座からの考察

五十子敬子 著

死の自己決定は、人間存在にとって何を意味するのか。生命体科学をはじめ、あらゆる科学が至高のものとする生命倫理としての生と死の現代的課題を、安楽死・尊厳死の比較法的視座から総合的、実証的に考察する。

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博士論文;博士論文

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 序章 死をめぐる自己決定における問題状況
  • 第1章 終末期の生命倫理
  • 第2章 末期医療の諸問題
  • 第3章 末期医療に関する比較法的考察
  • 第4章 自己決定権をめぐって
  • 第5章 安楽死法立法の是非

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 死をめぐる自己決定の問題状況
  • 第1章 死生観-生命倫理の視点から
  • 第2章 「医療」をめぐって-疼痛緩和・尊厳死・安楽死
  • 第3章 末期医療に関する比較法的考察
  • 第4章 自己決定という視点
  • 終章 尊厳死と安楽死
  • 付論 「死」の様態をめぐる考察

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 要旨 / p1
  • -目次- / p1
  • 序章 安楽死をめぐる問題状況 / p1
  • 第一章 終末期の生命倫理 / p5
  • 第一節 西欧における死生観 / p5
  • (1)命の息-聖書にみる死生観 / p6
  • (2)「徳とは何か」-ソクラテスの死生観 / p8
  • (3)「死」との論争-ボヘミヤの農夫(Der Ackermann aus Bohmen)の死生観 / p10
  • (4)「必然の運命としてとらえ、ただ自然に従って死ぬのみ」というモンテニューの死生観 / p10
  • (5)「主よ、永久にわれを見棄てたもうことなかれ」-パスカルの死生観 / p12
  • (6)キリスト教のひろがりの中における現代の死生観 / p13
  • 小括 / p15
  • 第二節 日本人の死生観 / p20
  • (1)歴史的にみた日本人の死生観 / p20
  • (2)明治人の死生観 / p24
  • (3)現代人の死生観 / p31
  • 小括 / p33
  • 第二章 末期医療の諸問題 / p37
  • 第一節 疼痛治療について / p39
  • (1)癌の痛みからの解放 / p39
  • (2)強作用阿片系麻薬の使用法 / p40
  • (3)医療麻薬の需給状況 / p41
  • (4)パリアティブ・ケア(緩和的医療) / p41
  • (5)ホスピス / p42
  • (6)ビハーラ / p48
  • 小括 / p49
  • 第二節 治療の中止と人工延命措置の差し控え / p54
  • (1)尊厳死の概念 / p54
  • (2)植物状態と脳死の区別 / p54
  • (3)治療行為の中止 / p56
  • (4)「尊厳死」についての私見 / p60
  • 第三節 安楽死について / p63
  • (1)安楽死の概念 / p63
  • (2)安楽死事例の判例の動向 / p64
  • (3)安楽死に関する学説の動向 / p74
  • 小括 / p77
  • 第三章 末期医療に関する比較法的考察 / p80
  • 第一節 ドイツにおける動向 / p80
  • (1)生きるに値しない生命の毀滅 / p80
  • (2)現代ドイツの安楽死・尊厳死 / p83
  • 小括 / p89
  • 第二節 オランダの状況 / p93
  • (1)医師による生命の終結 / p93
  • (2)オランダの状況 / p93
  • (3)安楽死事例および要件 / p101
  • 小括 / p106
  • 第三節 オーストラリアにおける安楽死法 / p111
  • (1)北部準州の1995年末期患者の権利法(修正法)について / p111
  • (2)オーストラリアにおける安楽死法制定への動向 / p115
  • 第四節 イギリスにおける変遷-安楽死と治療の中止 / p119
  • (1)1961年自殺法について / p121
  • (2)治療の中止 / p123
  • (3)安楽死 / p136
  • 小括 / p142
  • 第五節 アメリカにおける選択-死の自由 / p148
  • (1)アメリカにおける動向 / p148
  • (2)治療の中止および差し控え / p150
  • 小括 / p183
  • 第四章 自己決定権をめぐって / p190
  • (1)自己決定の尊重 / p190
  • (2)自己決定権とコモン・ロー / p193
  • (3)憲法とプライバシー権 / p196
  • (4)カレン・アン・クインランの事例以後の自己決定権 / p197
  • (5)アメリカにおけるプライバシーの権利 / p199
  • (6)日本における自己決定権 / p201
  • 第五章 安楽死法の可否 / p210
  • 第一節 尊厳死と安楽死 / p210
  • 第二節 安楽死法の可否 / p214
  • むすび / p221
  • 資料編 / p223
  • Voluntary Euthnasia Bill,[H.L.],1936. / p223
  • Voluntary Euthnasia Bill,[H.L.],1969. / p228
  • Initiative 119 / p232
  • Proposition 161 / p240
  • The Oregon Death with Dignity Act / p249
  • Rights of the Terminally Ill ACT(Northern Territory of Australia) / p258
  • An Act to amend the the Rights of the Terminally Ill Act(Northern Territory of Australia) / p270
  • 文献目録 / p273

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 死をめぐる自己決定について : 比較法的視座からの考察
著作者等 五十子 敬子
書名ヨミ シ オ メグル ジコ ケッテイ ニ ツイテ : ヒカクホウテキ シザ カラ ノ コウサツ
出版元 批評社
刊行年月 1997.11
版表示 新装増補改訂版.
ページ数 319p
大きさ 21cm
ISBN 4826502400
NCID BA34519924
BA87786317
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全国書誌番号
98064771
21513234
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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