イエズス会と中国知識人

岡本さえ 著

イエズス会を創立したロヨラの同志ザビエルは、日本をへて中国をめざしたが中国を目前にして息絶えた。その志を継ぎ中国入国を果たしたイエズス会士リッチと、彼を迎え入れた徐光啓らの出会いは、まさに東西の知識人の出会いであった。そしてお互いに自分の文化をふりかえる機運を生んだ。イエズス会士がヨーロッパに伝えた中国像は、キリスト教文化や彼らの歴史観とは異なる世界であり、大きなインパクトを与えた。また一方で、一部の中国知識人は中国をしのぐ学問分野や科学技術をヨーロッパがもつことに気づいた。本書ではそうした東西文化の出会いがどのようなもので、どのような意味をもったかを検証したい。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 東西の対話
  • イエズス会士の中国入国
  • 中国におけるイエズス会士の活躍
  • 中国知識人はヨーロッパの文化をどうみたか
  • ヨーロッパに流入した中国文化

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 イエズス会と中国知識人
著作者等 岡本 サエ
書名ヨミ イエズスカイ ト チュウゴク チシキジン
シリーズ名 世界史リブレット 109
出版元 山川出版社
刊行年月 2008.10
ページ数 90p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-634-34947-6
NCID BA87729867
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全国書誌番号
21508457
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言語 日本語
出版国 日本
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