「かたち」の哲学

加藤尚武 著

同じ「かたち」をしているものは、同じ存在といえるだろうか?視覚と触覚の違いとは何か?「かたち」からは見分けのつかない双子の姉妹との恋愛物語のスタイルで、錯覚の問題、モリヌークス問題、「共通感覚」の問題など、アリストテレス、ロック、バークリほか多くの哲学者たちによって議論されてきた「かたち」と存在をめぐる問題群をわかりやすくかたる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • あやめとかきつばたは見分けられない
  • 美しいものこそ形である
  • 恋人を抱くときには目をつむる
  • 見分けられないものは同じもの
  • 永遠の美女は何歳か
  • 世界は目にさかさまに映る
  • モリヌークス問題とデカルト
  • 共通感覚と松果腺
  • 光と色だけの初めて見る世界
  • 視覚だけをもつ人間
  • 視覚のなかの立体像
  • 大きさと距離感
  • 視覚対象と触覚対象の同一性
  • ディドロの『盲人書簡』
  • 目の悪かったヘルダー
  • 二次元の画像と三次元の画像
  • 無意識の知覚システム
  • 何よりもダメな現象学
  • 水の中の棒

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「かたち」の哲学
著作者等 加藤 尚武
書名ヨミ カタチ ノ テツガク
書名別名 形の哲学-見ることのテマトロジー
シリーズ名 岩波現代文庫 学術
出版元 岩波書店
刊行年月 2008.8
ページ数 273, 4p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-600196-4
NCID BA86781839
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全国書誌番号
21478793
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言語 日本語
出版国 日本
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