英国・アイルランドを中心に、ヨーロッパの民間伝承やケルト神話に登場する、この世ならぬ存在=妖精の約300種について幅広く解説。妖精の起源、分類、行為、性質などを語り、古代から現代に至るヨーロッパ人の想像力、自然に対する畏敬の念を探る。中世ロマンス、シェイクスピア、ロマン派詩人、『不思議の国のアリス』、『ピーター・パン』、『指輪物語』から「ハリー・ポッター」などファンタジー文学までを語る、ユニークな文学史。ペイトン、フィッツジェラルド、ラファエル前派、ラッカムなど、今注目の妖精画の画家と作品を初めて解説。
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