捏造された慶長遣欧使節記 : 間違いだらけの「支倉常長」論考

大泉光一 編著

「慶長遣欧使節」は、本当に"栄光の使節"だったのか?!捏造された歴史、あるいは、美化された史実が、人々に「常識」として、とらえられてしまう事がある。本書は、国宝肖像画の贋作疑惑を検証しつつ、虚構化され、偽造された「支倉常長」論考を糾す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 キリシタン時代の歴史学研究のあり方-慶長遣欧使節研究の必要条件
  • 第2章 NHK総合テレビ「その時歴史が動いた」の番組捏造疑惑-古いスペイン語文書の捏造訳による歴史解釈の問題に迫る
  • 第3章 慶長遣欧使節関連史料について-「アンジェリス書簡」は使節の真相究明に不可欠
  • 第4章 捏造された遣欧使節史-恣意的に史実を捏造し、論争相手に酷評を浴びせる
  • 第5章 ローマ・カヴァッツァ伯所蔵の「日本人武士像」は『支倉常長』ではなく『小寺池外記』-制作者は「クロード・ドウルエ」ではなく「アルキータ・リッチ」
  • 第6章 使節一行のジェノヴァからマドリードまでの復路-ソテロ書簡および「死者・埋葬台帳」から困窮状態が判明
  • 第7章 田中英道氏の著書(A)および(B)に散見される主な誤記-歴史研究には客観的な史料が不可欠
  • 第8章 なぜ「栄光の使節」でなければならないのか-使節評価のあるべき姿とは
  • 第9章 田中氏の支倉常長関連著書の「書評」-評者による専門的な内容の吟味が不可欠
  • 第10章 絵画史料をもとにした歴史評価の問題点-国宝「支倉常長半身像」の科学的調査が不可欠

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この本の情報

書名 捏造された慶長遣欧使節記 : 間違いだらけの「支倉常長」論考
著作者等 大泉 光一
書名ヨミ ネツゾウサレタ ケイチョウ ケンオウ シセツキ : マチガイダラケ ノ ハセクラ ツネナガ ロンコウ
出版元 雄山閣
刊行年月 2008.6
ページ数 261p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-639-02042-4
NCID BA86528258
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全国書誌番号
21459388
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言語 日本語
出版国 日本
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