理性の限界 : 不可能性・不確定性・不完全性

高橋昌一郎 著

私たち人間は、何を、どこまで、どのようにして知ることができるのか?いつか将来、あらゆる問題を理性的に解決できる日が来るのか?あるいは、人間の理性には、永遠に超えられない限界があるのか?従来、哲学で扱われてきたこれらの難問に、多様な視点から切り込んだ議論(ディベート)は、アロウの不可能性定理からハイゼンベルクの不確定性原理、さらにゲーデルの不完全性定理へと展開し、人類の到達した「選択」「科学」「知識」の限界論の核心を明らかにする。そして、覗きこんだ自然界の中心に見えてきたのは、確固たる実在や確実性ではなく…。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 理性の限界とは何か(選択の限界
  • 究極の限界値
  • 科学の限界
  • 知識の限界
  • ディスカッションのルール)
  • 第1章 選択の限界(投票のパラドックス
  • アロウの不可能性定理
  • 囚人のジレンマ
  • 合理的選択の限界と可能性)
  • 第2章 科学の限界(科学とは何か
  • ハイゼンベルクの不確定性原理
  • EPRパラドックス
  • 科学的認識の限界と可能性)
  • 第3章 知識の限界(ぬきうちテストのパラドックス
  • ゲーデルの不完全性定理
  • 認知論理システム
  • 論理的思考の限界と可能性)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 理性の限界 : 不可能性・不確定性・不完全性
著作者等 高橋 昌一郎
書名ヨミ リセイ ノ ゲンカイ : フカノウセイ フカクテイセイ フカンゼンセイ
シリーズ名 講談社現代新書
出版元 講談社
刊行年月 2008.6
ページ数 274p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-06-287948-4
NCID BA86188240
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全国書誌番号
21454850
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言語 日本語
出版国 日本
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