新自治体民営化と公共サービスの質

尾林芳匡 著

「コストの削減と質の確保は両立できる」として進められた公共サービスのアウトソーシングのほころびが各地で明らかになってきた。この"小さな地方政府"論は、住民の命を奪う事故を起こし、滞納者をサービスから追い出し、偽装請負まで生んでいる。弁護士として数多くの現場を見てきた著者が、その手法と問題点を明らかにし、保育民営化裁判のポイントや職場の実態、行政サービス制限条例などを前著に加筆して発刊。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 自治体民営化の新しい法制度(新しい法制度のあらまし
  • 制度相互の関係
  • 「優先順位」をつける「地方行革指針」
  • 自民党「新憲法草案」の「地方自治」
  • 広がる「行政サービス制限条例」)
  • 2 民営化の制度と手法(公の施設の指定管理者制度
  • PFI
  • 地方独立行政法人
  • 構造改革特区)
  • 3 市場化テスト(公共サービスの民営化と廃止を進める市場化テスト法
  • 広範な公共サービスが対象
  • 民営化と廃止が「基本理念」であり「責務」
  • 「市場化テスト」の実施とその問題点
  • 落札者決定後の公共サービス
  • 市場化テストの問題点)
  • 4 自治体民営化の問題点と公共サービスを守る視点(各分野での民営化の問題点と守られるべき公共サービスの質
  • 公共サービスとは何か
  • 公共サービスを守り充実していくために)

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この本の情報

書名 新自治体民営化と公共サービスの質
著作者等 尾林 芳匡
書名ヨミ シン ジチタイ ミンエイカ ト コウキョウ サービス ノ シツ
出版元 自治体研究社
刊行年月 2008.2
版表示 新版
ページ数 182p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-88037-505-2
NCID BA85156704
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全国書誌番号
21373909
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言語 日本語
出版国 日本
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