クマグスの森 : 南方熊楠の見た宇宙

松居竜五 著 ; ワタリウム美術館 編

冬の山中、腰巻一丁で煙草をふかす。この怪しげな男こそ、紀州和歌山が生んだ先駆的エコロジスト、南方熊楠(一八六七‐一九四一)。和歌山県田辺市近郊の林の中で撮影された熊楠42歳の姿である。博物学者として、また生物学者、民俗学者として広く知られる熊楠にとって、研究対象は粘菌、キノコ、藻、昆虫から男色、刺青、性、夢まで、この世あの世のすべて。世界を放浪、原生林を駈け巡り、果て無き大宇宙の謎を追い、森羅万象の本質に迫るため、生涯その目で見たままを詳細に記述しまくった。本書は、奇才が遺した膨大で不思議な資料を大公開。その頭脳と心の森に踏み込み、最新の研究に基づく熊楠像を紹介する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 海外から那智、田辺へ(博物学への関心
  • 海外への眼
  • アメリカ ほか)
  • 2 森の生命の世界へ(粘菌
  • きのこ
  • 藻類、地衣類 ほか)
  • 3 内的宇宙へ(病の自覚
  • 夢への関心
  • 身体への関心 ほか)
  • クマグスの熊野へ行こう

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 クマグスの森 : 南方熊楠の見た宇宙
著作者等 ワタリウム美術館
松居 竜五
書名ヨミ クマグス ノ モリ : ミナカタ クマグス ノ ミタ ウチュウ
シリーズ名 とんぼの本
出版元 新潮社
刊行年月 2007.11
ページ数 127p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-10-602165-7
NCID BA83926571
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全国書誌番号
21345424
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言語 日本語
出版国 日本
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