ことばは壊れない : 失語症の言語学

久保田正人 著

失語症患者における言語データの乱れ方は、じつに、「きれい」である。正しく、整然と、乱れている。脱落や誤りがあっても、きちんとその部分の復元ができるように自衛措置が施されており、脳の中に育った言語知識がそうやすやすと壊れないことを教えてくれる。また、障害を起こした脳といえども、そのはたらきがしなやかであることも教えてくれる。本書では、めざすべき目標を「失語症の言語分析」に絞り、そこに到達するのに必要な言語学の知識と知見を体系的に叙述した。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 はじめに
  • 第2章 言語に関する五つの事実
  • 第3章 言語知識の構造
  • 第4章 言語と文法
  • 第5章 言語の情報構造
  • 第6章 文字と音声
  • 第7章 言語と脳-新しい失語症論
  • 第8章 基礎の言語学

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ことばは壊れない : 失語症の言語学
著作者等 久保田 正人
書名ヨミ コトバ ワ コワレナイ : シツゴショウ ノ ゲンゴガク
シリーズ名 開拓社言語・文化選書 4
出版元 開拓社
刊行年月 2007.10
ページ数 198p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-7589-2504-4
NCID BA83363504
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全国書誌番号
21424627
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言語 日本語
出版国 日本
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