中国をめぐる安全保障

村井友秀, 阿部純一, 浅野亮, 安田淳 編著

「台頭する中国」の実態は、はたしていかなるものか-。近年、急速な拡大路線をとり、多くの巨大プロジェクトを進めている中国であるが、その将来は未だ不透明である。他方、戦後日本では、軍事を中心とした安全保障研究がながらく軽視されてきたため、中国の安全保障の現状はよくわからず、理解も足らず、極端に単純化された中国イメージがはびこる大きな要因となっている。本書は、中国の陸海空軍の装備と実力はもとより、政治・経済との相互作用や、周辺諸国との緊張関係までも視野に入れつつ、第一線の研究者が最新情報に基づいて、中国の安全保障の実態を解明する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 中国をめぐる安全保障環境(米国の対中安全保障観
  • 中国とロシア-ポスト冷戦とパートナーシップ
  • 中国と朝鮮半島-「朝鮮問題の朝鮮化」とその限界
  • 台湾から見た中国の国防政策と軍事戦略-台湾の『国防白書』を手がかりとして
  • 中国とインド
  • 中国と東南アジア
  • 安全保障と少数民族)
  • 第2部 軍事戦略と兵力構成(陸軍の兵力とその近代化
  • 中国海軍の発展と課題
  • 空軍の戦略と兵力
  • C41(指揮・統制・通信・コンピュータ・情報)
  • 第2砲兵部隊と核ミサイル戦力
  • 軍事ドクトリンの変容と展開
  • 中国人民武装警察部隊(武警)
  • 党軍関係と軍の派閥)
  • 第3部 国防経済と戦略的資源(軍事財政
  • 解放軍ビジネスと国防工業(軍民転換・軍民兼容)
  • 中国のエネルギー安全保障-軍事安全保障から総合安全保障へ
  • 日中関係の基本)

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この本の情報

書名 中国をめぐる安全保障
著作者等 安田 淳
村井 友秀
浅野 亮
阿部 純一
書名ヨミ チュウゴク オ メグル アンゼン ホショウ
シリーズ名 Minerva人文・社会科学叢書 127
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 2007.7
ページ数 499p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-623-04859-5
NCID BA82767712
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全国書誌番号
21275480
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言語 日本語
出版国 日本
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