小澤勲 著
本書は自閉症概念が生物学的、医学的あるいは心理学的概念であるよりは社会的範疇として把握されるべきであることを強調する。通説としての生物学主義的自閉症論にたいして徹底的批判を加える。いわば論争の書である。自閉症を論じながら、実は病気とは何か、障害とは何か、精神医学と責任論の関連について示唆し、さらには、精神医学とは何かという問題についても具体的に考察する途を提起する。待望久しい孤高の大著の復刊。
「BOOKデータベース」より
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