再考 : 精神病の精神分析論

ウィルフレッド・R.ビオン 著 ; 松木邦裕 監訳 ; 中川慎一郎 訳

英国を代表する精神分析家ウィルフレッド・R・ビオン。本書は、ビオン自身がケースを提示しつつ、精神分析と精神病理論について書いた8本の論文に、自らが再び思索を深め、Second Thoughts、詳しく解説を加えたものである。フロイトからクライン、そしてビオンへと続く系譜は、対象関係論を支えてきた流れであり、今日の精神分析を理解するうえで、ビオンの存在はあまりにも重要なものとなっている。しかし、ビオンは、多くの精神分析理論に関する書籍を残しているものの、自分のケースを提示し、論文の形式で論考したものは、本書『再考』以外には存在しない。『再考』には、実際のビオンのケースの様子が垣間見られ、そこからいかにして後年の精神分析理論が広がっていったのか、その萌芽を見ることもできる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 イントロダクション
  • 2 想像上の双子
  • 3 統合失調症の理論についての覚書
  • 4 統合失調症的思考の発達
  • 5 精神病パーソナリティの非精神病パーソナリティからの識別
  • 6 幻覚について
  • 7 傲慢さについて
  • 8 連結することへの攻撃
  • 9 考えることに関する理論
  • 10 解説

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 再考 : 精神病の精神分析論
著作者等 Bion, Wilfred R.
Bion, Wilfred Ruprecht
中川 慎一郎
松木 邦裕
Bion Wilfred R.
ビオン ウィルフレッド・R.
書名ヨミ サイコウ : セイシンビョウ ノ セイシン ブンセキロン
書名別名 Second thoughts
出版元 金剛
刊行年月 2007.7
ページ数 197p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-7724-0974-2
NCID BA82472898
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全国書誌番号
21264907
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言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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