野上彌生子 : 人と文学

渡邊澄子 著

百歳の長寿をその死の二日前まで現役作家として在り続け、遺作となった長編の最終章を練りに練っていて倒れた野上彌生子。晩年の随筆集『花』の解説で中野孝次は、「驚くべき長寿」であるばかりか「いまなお文学の第一線で活躍していられるという事実を目のあたりにしては」言葉を失うといい、「こんな例は、世界文学史にも稀有であろう。まさに文学の国宝といっていい存在である」と述べている。野上彌生子を敬愛する著者が、孜々営々の八十年間にわたる錬磨が生み出した文業を精査した評伝の決定版。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 生い立ちから作家誕生まで(彌生子の生地・臼杵
  • 生家・小手川家
  • 父・小手川角三郎と叔父・金次郎 ほか)
  • 第2章 作家誕生(習作「明暗」の頃
  • 作家自立に向けて
  • 人と文学の原点 ほか)
  • 第3章 作家確立期(素材の拡充
  • 視界の拡がりとライバル意識
  • 同伴者文学、初の長編『真知子』 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 野上彌生子 : 人と文学
著作者等 渡辺 澄子
渡邊 澄子
書名ヨミ ノガミ ヤエコ : ヒト ト ブンガク
シリーズ名 日本の作家100人
出版元 勉誠
刊行年月 2007.2
ページ数 226p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-585-05186-2
NCID BA81037168
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全国書誌番号
21213616
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言語 日本語
出版国 日本
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