作ることの哲学 : 科学技術時代のポイエーシス

伊藤徹 著

テクノロジーの支配は有用性そのものを空疎化させる。カンディンスキーの対象なき絵画、葬送のかたち、ハイデガーの芸術作品論、柳宗悦の道具観。作ることのさまざまなあり方を通して、技術化された世界の奥底に作られざるものの響きを聞く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 作ることの場所(歴史のなかの作ること
  • 有用性という運命
  • 作ることの場所)
  • 第2章 カンディンスキー・内なる響き(ムルナウの青い騎士
  • 対象溶解と三つの美術史研究
  • 美術史研究の基本構図-形而上学という体制
  • 隠すということ
  • 内なる響き
  • ものの出現-美術史の此岸)
  • 第3章 さまざまな死のかたち(色とりどりの生と死
  • かたちなき死
  • さまざまな死のかたち
  • 科学技術時代の死
  • 虚構のなかの真理)
  • 第4章 作品のなかの自然-ハイデガー・世界と大地(ハイデガー「技術への問い」の行方
  • 『存在と時間』の自然
  • 作品が開く世界
  • 大地の上のかたち)
  • 第5章 道具への視線-柳宗悦の場合(道具への視線
  • 用の空間とその外部
  • 柳とハイデガー)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 作ることの哲学 : 科学技術時代のポイエーシス
著作者等 伊藤 徹
書名ヨミ ツクル コト ノ テツガク : カガク ギジュツ ジダイ ノ ポイエーシス
シリーズ名 Sekaishiso seminar
出版元 世界思想社
刊行年月 2007.3
ページ数 207, 3p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-7907-1242-8
NCID BA81022615
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21212248
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想