2006年に再々度深刻な社会問題となったいじめ問題を受け、緊急出版!旧版の「いじめ『認識』の転換を」という主張は踏襲しながら、増補版では、いじめ事件の事後「対策」と、事故防止「政策」の相違に焦点を当て、四半世紀を総括した全面書下ろしの文章を「付章」として追加。「付章」では、文部科学省によるいじめの定義および、教育再生会議の提言を鋭く分析し、その問題点を浮き彫りにしながら、著者による新たないじめの定義を提案。国・文科省、自治体、教育委員会、学校の各機関の役割を検証した上で、政策立案・遂行主体としての各学校が「反いじめ全校基本政策」を展開すべきと論じる。
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