児玉徳美 著
言語表現はヒトに固有の生得的能力と生後の社会文化的経験に由来する。言語の普遍性や多様性もこの両面とかかわる。誰でも5・6歳で母語を自由にあやつるが、世界をどのように意味づけるかは、社会的な価値観などとも関連し、語・文からだけでは説明できない。言語活動の全域に迫るためには、分析対象を談話にまで拡大し、意味上「言説の秩序」を導入して多様な因子を統合する必要がある。そうしてはじめてあいまいさを好む日本語「人」の特徴なども明らかになる。
「BOOKデータベース」より
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