異常心理の発見

クリフォード・アレン 著 ; 小林司 訳

人間の精神にとって何が正常で何が異常なのか。人間の精神異常に対する考え方は、文明の進歩とともに移り変わってきた。はたして精神異常は文明病なのか。ともあれ、現在の日本でも、明らかに精神に異常を来しているとしか思えない事件が多発している。本書は、フロイト、ユング、アドラーをはじめ、多くの先駆者が異常心理を発見し、それに論理的解釈を与え、臨床の現場で苦闘する姿を描き、あわせて、現代医学の薬物による精神病の治療にいたるまでを明らかにする。精神病を早期に発見するために、また、心の不思議を考えるために、世界各地で読まれてきた古典的名著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 精神異常に対する考えの流れ-ヒューマニズムの動き
  • 暗示とは何か-メスマーと催眠術の発見
  • 意識の分解-ジャネと意識の構造
  • 二重人格-モートン・プリンスと多数人格
  • 無意識の発見-フロイトと精神分析
  • 自我の成長-精神分析学その後の発展
  • 個人の心理-アドラーと権力本能
  • 民族の心理-ユングによる心の深層
  • 肉体と精神-クレッチェマーと身心相関
  • 大脳の生理学-パブロフと条件反射
  • 精神病と闘う人びと-ヴァーグナー・ヤウレックと後継者たち
  • 精神医学最近の発展-精神病に対する薬物療法まで

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 異常心理の発見
著作者等 Allen, Clifford
小林 司
アレン クリフォード
書名ヨミ イジョウ シンリ ノ ハッケン
書名別名 Modern discoverise in medical psychology. (第2版)
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2006.9
ページ数 412p
大きさ 15cm
ISBN 4480090088
NCID BA78254893
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全国書誌番号
21114773
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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