近年、いじめ、ひきこもり、不登校、暴力、非行、キレるなど、子どもの反社会的行動が問題視されている。このような子どものこころの変化について、日本学術会議第19期では、「子どものこころ特別委員会」を組織し、学術的に研究討議してきた。本書は、その成果である提言内容をわかりやすくまとめたものである。子どもの健全な心身の発達や健やかな人格形成を願って、現代っ子の問題点を明らかにし、その対策等について、心理学、教育学、医学、法学、栄養学、建築学など様々な分野から具体的に紹介する。子どものこころの問題、しつけ等に関心を持つ多くの人達にぜひ、読んでいただきたい書である。
「BOOKデータベース」より