中国古代史と歴史認識

太田幸男 著

中国古代の戦国期から秦漢代に至る、中国古代国家の成立過程とその権力構造、あるいは都市国家の問題は、新出土文字資料が陸続と発掘されている今日、なお重要な課題である。著者は、この中国古代国家成立の問題に、一貫して、理論的かつ実証的に取組んで来た。本書は、第一部に、まずその前提となる諸学説を批判的に整理・検討したのをはじめ、中国の代表的古代史家侯外廬の学説の紹介と評価、新出土史料を用いた社会史的追究、著者の実証的研究の要点を記した商鞅の変法、斉国についての概論などを収め、第二部に、著者の歴史研究、歴史教育の体験に基づく、世界史認識、歴史認識にかかわる諸篇を収める。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 中国古代史(中国古代国家成立について-最近の諸説への批判をふまえて
  • 中国古代の共同体と奴隷制-その学説史の検討
  • 侯外廬『中国古代社会史論』の意義について
  • 侯外廬の都市国家論をめぐって ほか)
  • 第2部 歴史認識(世界史認識の形成について
  • 歴史と道徳とのかかわり-太平天国の人物像を通して
  • 歴史と文学と人間性と-大学生の歴史意識・私見
  • 私の歴史研究・歴史教育 ほか)

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この本の情報

書名 中国古代史と歴史認識
著作者等 太田 幸男
書名ヨミ チュウゴク コダイシ ト レキシ ニンシキ
シリーズ名 歴史学叢書
出版元 名著刊行会
刊行年月 2006.6
ページ数 309p
大きさ 20cm
ISBN 4839003289
NCID BA77652711
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全国書誌番号
21067495
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言語 日本語
出版国 日本
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