バブル文化論 : 〈ポスト戦後〉としての一九八〇年代

原宏之 著

「一九八〇年代」を語る際に、いわゆるニューアカなどの「知のモード」の影響が過度に重視される傾向があるが、八〇年代の特異性は、むしろ、"戦後"を真に脱却しつつあったこの時代の混沌のエネルギーが抑圧から解放され花開いた"バブル文化"(ストリート文化、大衆文化)にこそ見出される。本書では、一九八四年〜八六年の間に、日本社会が"バブル文化"期に移行するとのテーゼのもと、その前/後の政治・経済状況にも目を配り、いまだ語られずにいる「八〇年代」の特殊性を浮き彫りにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 超越の消失-一九八〇年代の歴史的位相
  • 第1章 原宿-「八〇年代」若者の祝祭空間
  • 第2章 "バブル文化"の予兆-「八〇年代」若者の編成
  • 第3章 「いまは、ココ!」の闘い-八〇年代の"中心と周縁"
  • 第4章 "バブル文化"のしあわせ探し-「おたく」と「渋カジ」の分水嶺
  • 第5章 ドラマの変貌-都市のBGM,街の語り
  • 第6章 「楽しくなければ、テレビじゃない!」-とんねるずとフジテレビの時代
  • 終章 抑圧からの解放-"戦後の終わり"としての八〇年代

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 バブル文化論 : 〈ポスト戦後〉としての一九八〇年代
著作者等 原 宏之
書名ヨミ バブル ブンカ ロン : ポスト センゴ ト シテノ センキュウヒャク ハチジュウネンダイ
出版元 慶應義塾大学出版会
刊行年月 2006.6
ページ数 268p
大きさ 20cm
ISBN 4766412869
NCID BA77124098
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全国書誌番号
21152629
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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