津村節子 著
白羽二重で知られる福井の絹織物業を陰で支えた機織りの女性たち。明治21年生れのちよは、7歳で家業を手伝い、そのために学校も満足に通えなかった。美貌と機織りの腕を見込まれ、名家の次男に嫁ぐが、夫にはちよの知らない秘密があった。優しく献身的なちよに降りかかる苦難の数々。貧しくとも情感豊かな庶民の姿と、機織りに生きる女の半生を福井の産業史に重ねて描く秀作。
「BOOKデータベース」より
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