中国が世界標準を握る日

岸宣仁 著

現在、13億の民を抱える中国。日本の10倍という巨大マーケットをバックに、中国は独自の技術規格を策定しはじめた。それは携帯電話から無線LAN、次世代DVDまで非常に多岐にわたっている。言うまでもなく、中国の規格が世界標準になれば、日本は中国に多額の特許料を支払う羽目になる。それは、日本が単なる中国の下請け国家に成り下がってしまうのと同義である。いま目覚めなければ、日本に復活の道はなくなるが、当事者たる政府にも日本企業にも、まるで危機感がない。このままで、本当に日本は「技術立国」を維持できるのか?本書は、中国の秘められた技術覇権戦略を明らかにし、日本が取るべき道を示唆する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 中国・独自規格を策定せよ!-超理系国家が進める標準化戦略
  • 2 21世紀、企業の利益はどこで生まれるのか?-世界市場を席巻する「技術標準」
  • 3 ICタグを制するものが、世界を制す-沸騰するユビキタス社会
  • 4 誰が敗残者となるのか?-米欧が進める「新たな標準戦略」
  • 5 なぜ国内標準は決まらないのか?-テレビ電話をめぐる標準化戦争
  • 6 なぜ日本は立ちつくすのか-その敗因分析と現状打開への道

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 中国が世界標準を握る日
著作者等 岸 宣仁
書名ヨミ チュウゴク ガ セカイ ヒョウジュン オ ニギル ヒ
書名別名 The day China grasps the de-facto standard
シリーズ名 Kobunsha paperbacks 63
出版元 光文社
刊行年月 2005.8
ページ数 243p
大きさ 19cm
ISBN 4334933637
NCID BA73831355
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全国書誌番号
20857577
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言語 日本語
出版国 日本
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