自由という服従

数土直紀 著

「自由だからこそ、人は権力にとらわれていく」「自由でないことが問題なんじゃない、自由であることが問題なんだ」-そういった直感を、学問というフィールドで表現することはかなり難しいことでした。いくら理屈を積み重ねてもなかなか周囲の人に理解してもらえず、自分は何か決定的な思い違いをしているんじゃないか、そう思うこともありました。そういう試行錯誤を二〇年近く繰り返してきたわけですが、それだけ年を重ねると最初は直感でしかなかったものの姿も、かなりクリアになってきたように思います。この本は、そうやってみえてきた姿を、できるだけわかりやすく説明しようとした結果の産物です。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 自由なら、幸せですか?
  • 第2章 理由なき服従-W杯代表選考の場合
  • 第3章 抵抗する、という服従-サボタージュするOLの場合
  • 第4章 自由恋愛、という支配-男と女の場合
  • 第5章 一人前になる、という服従-建築労働者の場合
  • 第6章 自由だと、つらいですか?

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 自由という服従
著作者等 数土 直紀
書名ヨミ ジユウ ト イウ フクジュウ
シリーズ名 光文社新書
出版元 光文社
刊行年月 2005.1
ページ数 228p
大きさ 18cm
ISBN 4334032869
NCID BA7032663X
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全国書誌番号
20731538
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言語 日本語
出版国 日本
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