「トライボロジーは面白い!」と思ってもらえるようなテキストをめざした。内容を2編に分け、1編では、マクロな観点から接触、摩擦、潤滑を概観し、2編では、ミクロな観点から粗さ、摩擦現象、吸着現象、潤滑剤のはたらきを解説する。「静止摩擦係数は一定である」という基本的な摩擦法則から、最先端のナノトライボロジーにおける特異現象まで、それらがなぜ発現するのか筋道だてて解説する。図版を多用する、理論は原理から導くなど、理解を深められるよう配慮した。本書は、基礎から丁寧に解説された大学学部のテキストとして、また、技術者・研究者の入門書として最適である。
「BOOKデータベース」より