重光・東郷とその時代

岡崎久彦 著

幣原退陣から敗戦に至るまでの14年間、日本の外交をリードしたといえる人物はいない。歴史に「もし」はないが、その間、陸奥・小村・幣原のような練達や外交官が長期間、責任を持たされて外交を担っていたならば、日本はどうなっていただろうか。本書は長期的な戦略も情勢判断もなく戦争への道を歩み出し、ついに苦渋の選択をするに至った、大日本帝国の「滅びの叙事詩」を描いた長編歴史評論である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 歴史の真実-現在生きている人間の価値観だけで歴史は書けない
  • 満洲国承認-石原莞爾の鬼謀によって満洲はたちまち制圧された
  • 連盟脱退と満洲建国-国家社会主義や五族協和という理想を満洲に夢見て
  • 最後の平和-満洲事変は収まり日中関係改善のチャンスが訪れた
  • 二・二六事件-昭和十年、十一年、日本国内の潮流は大きく変った
  • 迫り来る戦雲-昭和十年、十一年、アジアも欧州も大きく変化した
  • 盧構橋事件-中国側に対日抗戦の時機が来たとの雰囲気が漲った
  • 南京占領-外交手段による事態収拾の努力は懸命に続けられた
  • 泥沼へ-事変勃発後の世論は政府の強硬態度を強く支持した
  • 三国同盟の締結-日・独・伊三国の枢軸同盟を最後まで拒否した人たち〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 重光・東郷とその時代
著作者等 岡崎 久彦
書名ヨミ シゲミツ トウゴウ ト ソノ ジダイ
シリーズ名 PHP文庫
出版元 PHP研究所
刊行年月 2003.9
ページ数 528, 18p
大きさ 15cm
ISBN 456966038X
NCID BA67878161
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全国書誌番号
20455688
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言語 日本語
出版国 日本
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