エックハルト 著 ; 中山善樹 訳
本巻ではエックハルトのパリ大学教授時代の所産である「出エジプト記」と「知恵の書」の註解を扱う。「出エジプト記註解」では神の名(本性)をめぐる「神は存在である」という神名論の主題を「存在のアナロギア」により論究し、「知恵の書註解」では通常の範疇を超える超越範疇論を展開することにより、無と存在、善と悪などに見られる複雑な様相が解きほぐされていく。これらの註解をとおして神の存在概念がもつ豊穣さが論理的に明らかにされる。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ