エカテリーナの夢ソフィアの旅 : 帝制期ロシア女子教育の社会史

橋本伸也 著

18世紀半ば、啓蒙主義の影響下に新たな家族像の創出を夢見た女帝エカテリーナの時代に端を発した帝制期ロシアの女子教育。19世紀前半までに貴族特権として拡大を遂げたこの試みは、世紀中葉の農奴解放の時代="大改革の時代"に大きな転換点を迎えた。これ以降、近代世界最初の女性大学教授として知られる数学者ソフィア・コヴァレフスカヤをはじめいくたの女性たちの苦難の旅と、それを支援して専制的な帝制国家ともわたりあう社会の動向に力を得ながら、ロシアの女性たちの教育の場は他に例を見ない前進を遂げ、帝制末期には世界に冠たる巨大な女子教育システムにまで到達した。本書は、そうした歩みを、女性専門職者の世界にまで視野を広げて教育社会史的手法を用いて描く試みである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 帝制期ロシア女子教育の社会史-対象と視点
  • 第1部 教育の身分制原理と女子教育(女学院と貴族子女教育
  • 聖職者の娘の学校-二つのロシア正教女子宗教学校)
  • 第2部 社会変動と女子中等・高等教育(大改革の時代と女子ギムナジアの成立-マリア皇后庁女子ギムナジア
  • 国民教育省管下女子ギムナジアの成立と発展
  • 女子高等教育と女性専門職者への道)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 エカテリーナの夢ソフィアの旅 : 帝制期ロシア女子教育の社会史
著作者等 橋本 伸也
書名ヨミ エカテリーナ ノ ユメ ソフィア ノ タビ : テイセイキ ロシア ジョシ キョウイク ノ シャカイシ
シリーズ名 Minerva歴史叢書クロニカ 2
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 2004.5
ページ数 369, 8p
大きさ 20cm
ISBN 4623039528
NCID BA67428777
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20606145
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想