ジャーナリストたちによって簡潔にまとめられ、編集された情報でなければ、私たちは日常生活の中で、情報を得るために時間を割くことはできない。しかし、さまざまな情報源が、あるときはメディアを支配し、あるときはメディアを騙しながら、真実から程遠い情報を受け手にタレ流してきた。権力者も常に、ジャーナリズムを利用して、さまざまな情報操作・世論調査をしようと企んでいる。-「編集された」情報は、ときとして真実を隠蔽し、受け手の感情を操作する。本書では、その典型として、北朝鮮に関するメディア報道を取り上げ、「事実」が「真実」となり、"世論"となるからくりを明らかにしていく。
「BOOKデータベース」より