本書は、従来の水の本では読むことのできない水と健康の関わり合いを中心とする内容から構成している。第一章では、水は世界をめぐる、海は生命の母、海水に溶けている成分、極地まで汚染は拡がるなど、海と生命の関わり合いについてふれている。第二章では、生活に用いる水やレクリエーションのための水で生活のなかで関わる水についてふれている。また、食品の中の水では、水が食糧生産を支えるためにいかに食品の中に水が含まれているかを知るとともに、食糧生産に膨大な量の水が必要であるかを述べる。第三章では、からだの中の水、水はからだの中をかけめぐる、からだの中の水がなくなるとどうなるか、からだの中に水がたまるとどうなるかなど、からだの中の水の不思議を述べている。第四章では、安全な水、おいしい水や機能水について健康を育む水という観点からまとめている。
「BOOKデータベース」より