戦時下日本のドイツ人たち

上田浩二, 荒井訓 著

「非国民」「鬼畜米英」に代表される排除と憎悪の戦時下日本で、「ことなった体験」をした人たちがいる。偶然にも当時の日本に暮らすことになったドイツ人たちだ。貿易商、教師、留学生や兵士として、遠い日本で体験した彼らの日常生活は、ほとんど記録に残っていない。どのように暮らしていたのだろう。日本の戦争、戦時下の生活をどう見ていたのだろう。大物スパイ・ゾルゲの素顔やヒトラー・ユーゲントの来日で沸く軽井沢など、意外なエピソードを豊富に紹介しながら、戦争という歴史的大事件とは切り離せない大小の日常的事件を、24人のドイツ人が、おおらかに、そして真摯に語る。本書は、「記憶の風化」という時間との戦いのなかで集めた、歴史的に貴重な極限状況の証言集である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 日本に暮らしたドイツ人-その素顔(どれくらいドイツ人がいたのか
  • 日本で何をしていたのか
  • 華々しき貿易商たち ほか)
  • 第2章 戦時下の暮らし(ドイツ人社会
  • 「食」
  • 「衣」と「住」 ほか)
  • 第3章 歴史を体験する(日中戦争(一九三七〜四一年)
  • ドイツの戦争
  • 日本でのナチスの活動 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戦時下日本のドイツ人たち
著作者等 上田 浩二
荒井 訓
書名ヨミ センジカ ニホン ノ ドイツジンタチ
シリーズ名 集英社新書
出版元 集英社
刊行年月 2003.8
ページ数 222p
大きさ 18cm
ISBN 4087202038
NCID BA63258846
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20485547
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想