日本型ポピュリズム : 政治への期待と幻滅

大嶽秀夫 著

日本における政治不信の増大は著しいが、一九九〇年代以降何度か、突発的な人気を得、政治への期待を極度に高めた政治家が現れている。ブームを巻き起こした、細川護煕、菅直人、石原慎太郎、田中康夫、加藤紘一、田中真紀子、小泉純一郎らである。そこには、報道番組やワイドショーなどマスメディアとの相互作用があった。本書は、こうした政治現象をポピュリズム概念を用いて分析し、日本政治の変容を明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 「政治改革」とは何であったのか-一九九〇年代政治の帰結としての二〇〇〇年総選挙
  • 第1章 派閥政治の終わりの始まり-「加藤の乱」にみる自民党内権力構造の変容
  • 第2章 国民投票的首相選出の実現-小泉純一郎の自民党総裁当選
  • 第3章 日本におけるネオ・リベラル型ポピュリズム-小泉総裁誕生の比較政治学的考察
  • 第4章 戦略なきポピュリスト政治家-「真紀子旋風」と「真紀子騒動」
  • 第5章 テレビニュースの変容-日本におけるポピュリズム登場の背景として

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本型ポピュリズム : 政治への期待と幻滅
著作者等 大岳 秀夫
書名ヨミ ニホンガタ ポピュリズム : セイジ エノ キタイ ト ゲンメツ
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論新社
刊行年月 2003.8
ページ数 308p
大きさ 18cm
ISBN 4121017080
NCID BA63250210
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20488685
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想