楠見千鶴子 著
過酷な迫害と死の体験者、ディオニュソス。理智・端正・青春と明るい光のイメージのアポロンに対し、反理性・激情・狂乱と人間の内奥深く闇の中に棲む神、ディオニュソスとは一体どんな神なのか。雪の北ギリシアから青いエーゲ海の島々へ。謎深き神との内なる対話を交わしつつ、情念の根源から女性の心を解放した神の本質を探るギリシア神話紀行。
「BOOKデータベース」より
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