何をめざすのか!?この国をどこに導いていくのか!?明確なビジョンを示せない首相はいやおうなく舞台から引きずり下ろされる時代がきた。そのビジョンを策定し、実現を推進する陰の主役こそ首相補佐官にほかならない。はたしてアメリカ大統領補佐官のように日本に「首相補佐官」は根付くのか、そして育つのか。日米秘密工作「幻の補佐官・若泉敬」から小泉電撃訪朝「参謀型秘書官・飯島勲」まで、戦後政治史の中に秘められた補佐官たちの物語を関係者の証言・資料から丹念に再構築し、その可能性と課題を緊急提言する。
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