安東次男 著
長い間の風雪に耐えて、日本人の間に親しまれ、愛誦されて来た「小倉百人一首」成立の複雑な事情を解明しつつ、藤原定家撰として信憑性の高い百人秀歌に注目して、一首一首を鑑賞する。唱和し、合せ、本歌を取る日本の歌の伝統の真髄にふれ、平安の王朝人にとって、四季折々の感動であり、愛情の表現であった百人一首の歌を評釈しながら百人秀歌をえらんだ定家晩年の歌心を探る。そして、かつてない簡潔な歌意、新説を含む語釈、斬新な文法解釈、作者略伝などを付す。
「BOOKデータベース」より
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