オセアニア暮らしの考古学

印東道子 著

いまから約4000年前、イヌ・ブタ・ニワトリの家畜3点セットやタロイモの苗など、生活必需品をカヌーに積み込んで、東南アジアを船出した人々がいた。彼らは巧みにカヌーを操って海流に乗り、ハワイ、トンガ、フィジー、サモアなど、無人だった太平洋の島々にたどりつくと、そこに住み着いた。彼らは森林を切り開いて畑を作り、花の咲く木を植え、持ち込んだ家畜を育てた。私たちを魅了する、豊かでのどかな南の島の暮らしは、島本来の自然を破壊したり変えたりしながら、長い時間をかけて形づくられたのだ。独特の美しい文様をもつ「ラピタ土器」、ビーズの首飾り、魚や動物の骨、石斧や貝斧など、発掘で見つかる遺物が再現する、「南方楽園」の文化と社会。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 海を渡る
  • 第2章 島に住む
  • 第3章 作る
  • 第4章 捕る
  • 第5章 育てる
  • 第6章 食べる
  • 第7章 飾る
  • 第8章 葬る
  • 第9章 ふたたび海へ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 オセアニア暮らしの考古学
著作者等 印東 道子
書名ヨミ オセアニア クラシ ノ コウコガク
シリーズ名 朝日選書
出版元 朝日新聞社
刊行年月 2002.11
ページ数 252p
大きさ 19cm
ISBN 4022598158
NCID BA59317329
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全国書誌番号
20343953
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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