志村哲 著
虚無僧たちが「本曲」の吹奏に用いた「地無し」の尺八は琴・三味線との三曲合奏をはじめ他楽器との合奏が盛んになるに従って、調律に便で音高の安定する「地塗り」の現代尺八へと変貌して行った。だがそのため「地無し尺八」特有の幽玄自在な深みのある音を失う結果となった。果たして尺八楽はこのままでよいのか?本書は尺八製作者・演奏家・研究家はもとより、すべての日本音楽関係者への警鐘として受け止められねばならない。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ