日本文化論 : 美意識と歴史的風景

奈良本辰也 著

日本に固有の文学が生まれたのは、都が京都へ遷されてから後のことである。そして、国風文化を自覚させ、詩情を育む土壌となったのは、穏やかではあるが千変万化する繊細な京の風光であった。しかし、その根底に流れていたものは何だったのか-。平安から幕末に至る京都周辺の歴史と風景から、日本人の美意識の変化やその内奥に迫る、著者自選による唯一の"日本文化論"。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 青の章 日本人の美意識(大津の庭
  • 禅と庭 ほか)
  • 朱の章 歴史と風景(草庵の孤独と風雅
  • 太平の世の処し方 ほか)
  • 白の章 日本人の内奥(神話と水のロマン-平安奠都以前
  • 柳並木がうるわしい都大路・平安京 ほか)
  • 玄の章 近代への志・時代の楽天性と滅びの美学(幕末と現代-高杉晋作をきっかけにして考える
  • 混迷の時代をひらく楽天主義 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本文化論 : 美意識と歴史的風景
著作者等 奈良本 辰也
書名ヨミ ニホン ブンカ ロン : ビイシキ ト レキシテキ フウケイ
シリーズ名 角川選書 342
出版元 角川書店
刊行年月 2002.9
ページ数 310p
大きさ 19cm
ISBN 4047033421
NCID BA58639261
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20320074
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想