加賀野井秀一 著
私たちの「日本語」はどのようにして生みだされたのか?また、どのように変化しようとしているのか?明治初期、さまざまな文体に四分五裂していた日本語は、翻訳語の導入や言文一致などの努力を経て、中心的な文体を獲得する。借物の思考を強いる漢文訓読体や和語的情念から解放された日本語は、明晰で分析的な言語へと進化する。ここ百年の日本語の歩みを清新な視点でとらえ直し、敬語・男女言葉・翻訳語など多様な特質を論じながら、西洋語とは異なるその独自の論理性を探る、「日本語論」決定版。
「BOOKデータベース」より
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