小和田哲男 著
千人斬りなどの暴君論は果たして真実なのか?秀次の切腹以後、秀吉を正当化する史料だけが残った。だが厳正な検証から、城下繁栄や学問・芸術振興における秀次の功績が認められ、思慮・分別と文化的素養を備えた人物像が浮かび上がる。そして秀吉の後継者・関白の地位に就くも、汚名とともに処罰された謀反事件。それは豊臣政権の主導権争いの結末だった。秀吉の政治的戦略に翻弄された犠牲者であり、引き立て役として歴史上も否定され続けた「殺生関白」の悲劇。本書はその復権に挑む。
「BOOKデータベース」より
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