教育改革の幻想

苅谷剛彦 著

二〇〇二年度より新学習指導要領が実施される。この要領がめざす教育改革のねらいは「ゆとり」と「生きる力」の教育であり、それを実現するものが「総合的な学習の時間」である。これらをつなぐ論理は「子ども中心主義」であるが、この教育方針は本当に子どもたちのためになり、学校を再生するに足るものなのか?また、受験や詰め込み教育は本当に罪悪なのか?さまざまなデータを検証し、教育と日本社会のゆくえを見据えて緊急提言する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 教育の制度疲労(政策担当者の問題把握
  • これまでの教育改革の成果 ほか)
  • 第2章 「ゆとり」と「新しい学力観」「生きる力」の教育(「ゆとり」をめざす教育の問題認識
  • 「新しい学力観」と「生きる力」の教育 ほか)
  • 第3章 「ゆとり」のゆくえ-学習時間の戦後小史(子どもの「ゆとり」は奪われてきたのか
  • 「勉強の時代」の復活-勉強のしすぎはゆとりを奪ったのか ほか)
  • 第4章 「子ども中心主義」教育の幻惑(「ゆとり」と「生きる力」をつなぐ論理
  • 「子ども中心主義」の教育 ほか)
  • 第5章 教育改革の幻想を超えて(手段を欠いた理想のゆくえ
  • 現実と理想のコントラスト ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 教育改革の幻想
著作者等 苅谷 剛彦
書名ヨミ キョウイク カイカク ノ ゲンソウ
シリーズ名 ちくま新書
出版元 筑摩書房
刊行年月 2002.1
ページ数 222p
大きさ 18cm
ISBN 4480059296
NCID BA55296158
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20250792
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想