美女とは何か : 日中美人の文化史

張競 著

古来、美女は世の憧れを誘い、人の心を癒す一方で、男の運命を狂わす悪女であり、亡国の元凶であり、薄幸・世の移ろいのたとえであった。狐も蛇も幽霊も、かならず美しい女に化けて出てくるのはどうしたわけか-。文化によって時代によって、美人観は大きく変化する。文学や絵画のなかで美人はどのように描かれたか。イメージはいかにつくられ、実社会で機能したのだろうか。楊貴妃・遊女・明治令嬢コンクール・ガングロ…日本と中国の歴史を行きかい、異文化交流のはざまに、美女という謎をダイナミックに追いめぐる。東アジアにおける美人幻想をめぐる比較文化研究の決定版誕生。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • プロローグ 美女とは何か
  • 第1章 好まれた美貌
  • 第2章 恐れられた美女
  • 第3章 図像の修辞法
  • 第4章 詩のなかの美女、絵のなかの美女
  • 第5章 作り出された美貌
  • 第6章 漢詩文のなかの美人、和文のなかの美人
  • 第7章 審美観の交響
  • 第8章 江戸文化のフィルター
  • 第9章 ナオミが誕生するまで
  • エピローグ ガングロの啓示

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 美女とは何か : 日中美人の文化史
著作者等 張 競
書名ヨミ ビジョ トワ ナニカ : ニッチュウ ビジン ノ ブンカシ
出版元 晶文社
刊行年月 2001.10
ページ数 464, 10p
大きさ 20cm
ISBN 4794965001
NCID BA53774940
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全国書誌番号
20204664
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言語 日本語
出版国 日本
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