日本の「安全神話」は書き換えられています。東海村の臨界事故は死者を出し、周辺住民に大きな影響・不安を与えました。雪印乳業の集団食中毒事件では、食品の安全性についてあらためて考えさせられました。事故後の処理がまずいために、さらに問題や被害を大きくしてしまう例も多くみられます。事故がなぜ防げなかったのか。点検すると、共通点があります。自然災害も続いています。有珠山や三宅島の噴火と住民の避難。鳥取県西部地震と芸予地震。こうした事故や災害から見えてくるものは、「危機管理」の大切さです。トップの判断が問われるケースも増えています。あなたが、みんなが被害から身を守るために「どのように行動したらいいのか」、そんなヒント集。
「BOOKデータベース」より