最近になり糖尿病患者さんの自己管理の意欲は向上し、また社会もそのニーズを認め、多くの便利な医療器具や装置が開発され、今や糖尿病患者さんの生活の周りには、たくさんの"自己管理製品"があふれています。例えば、尿糖試験紙、ケトン体用試験紙、簡易血糖測定器、インスリン、注射器、ペン型注射器、ジェット式注射器、消毒液、針捨て容器、体重計、秤…など、ざっと数えてもこれだけの測定器や装置を使いこなせなくてはなりません。これらを患者さんがすべて完全にマスターできるように指導していくことは、ニースにとってもとても大変な仕事になっています。この本はこのようなトラブルや重荷をなんとかスムースに解決し、よりよき指導指針を立てられるようになるための指南書です。
「BOOKデータベース」より