平安物語叙述論

藤井貞和 著

本書は、平安時代の物語文学を指標にして、物語という在り方自体が、時代を越えて人々の心に、あくまで言語的経験として生きつづける動態や、それらの作品たちを成り立たせる諸条件を、叙述という語によって把捉したものである。物語文学の、基礎のところや、地面下の構造としてあり、場面ごとに現前する、"物語"という性格、モノガタリという語そのものから生じる、語られ、書かれる意図について論じている。『物語文学成立史』の続編。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1編 創意と作り-"作り物語"(モノガタリとは何か
  • 創意と作り)
  • 第2編 叙述動態の形成(叙述の時間
  • 物語過去と現在-叙述の時間・その二
  • 表現としての日本語
  • 語り手人称と語り
  • 物語人称と語り
  • 語りの行為的形成
  • 図像、音楽、読者
  • 行為としての演唱者世界-古代と中世)
  • 付論

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 平安物語叙述論
著作者等 藤井 貞和
書名ヨミ ヘイアン モノガタリ ジョジュツロン
出版元 東京大学出版会
刊行年月 2001.3
ページ数 855p
大きさ 22cm
ISBN 4130800639
NCID BA51275418
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全国書誌番号
20236345
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言語 日本語
出版国 日本
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