歴史のなかの中国文化大革命

加々美光行 著

一九六六年から七六年まで中国全土をゆるがした文化大革命。現在文革は全否定されているが、その歴史的教訓は何か。著者は毛沢東の文革発動の動機を単なる権力闘争と見ず、社会主義理念をめぐる対立に由来すると見なす。さらにその後の改革開放政策によって生じた社会のゆがみを、文革が提起しながら未決着のまま残された諸課題と関連されてとらえ、それが今後中国社会主義の行方、特に民主化をめぐって再燃する時が来ると論ずる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 文化大革命をどう見るか
  • 第1部 中国文化大革命-「出身血統主義」批判(ある「反革命分子」の死
  • 紅衛兵運動と「血統主義原理」
  • 血統主義批判派の台頭
  • 上海コミューンと広州奪権運動
  • 広州軍区の弾圧と奪権の挫折
  • 「〓案材料制度」の問題性)
  • 第2部 中国型社会主義の方向性(文革を全面否定した六中全会の「歴史決議」
  • コミューン主義的理念の挫折-中国型社会主義のゆくえ
  • 民主化 暗転の構図-政治的暴力と四つの世代)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 歴史のなかの中国文化大革命
著作者等 加々美 光行
書名ヨミ レキシ ノ ナカ ノ チュウゴク ブンカ ダイカクメイ
シリーズ名 岩波現代文庫 : 学術
出版元 岩波書店
刊行年月 2001.2
ページ数 261p
大きさ 15cm
ISBN 4006000448
NCID BA50655049
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20162204
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想