本書の対象は、小児科の医師だけではない。内科、外科を問わず、これからの医療を担う若手の医師、日夜診療の第一線で奮闘される開業医諸氏にとっても、実際の診療に必須の内容となっている。そればかりか、一通りのことはマスター済みの指導医が技術を再確認する際にも、またナースが処置に携わる際スムーズにその準備や介助を進められるよう、具体的な手順が記されている。また、本書は、術式、手技についての正確な手引書であるが、そのより所となる精神がどこにあるかをインフォームドコンセントの章(第1章)に述べている。
「BOOKデータベース」より