本書では、まず第1章で歴史的な背景も踏まえ、「電子政府」とは何かについて解説します。第2章と第3章では、市民生活や企業活動がどのように変わるのかを説明します。また、官公庁は「電子政府」によって行政事務や行政サービスを提供することになりますが、効果あるものにするには容易ではありません。第4章では、「電子政府」の側である官公庁に求められる変化を中心に解説したいと思います。そして、「電子政府」の実現に向けた日本や諸外国の取り組みを第5章と第6章で紹介します。最後に、第7章では、「電子政府」を成功させるのに不可欠な三つの視点を、パブリック・アクセス、パブリック・マネジメント、デジタル・デモクラシーとしてまとめ、「電子政府」の未来図を描きました。
「BOOKデータベース」より